もう気づけば2年くらいのプロジェクトになっているものがあります。
大垣で作陶をされている市橋美佳さん。陶器でできた鈴「鳴りモノ」シリーズや陶と金属のオブジェクトが組み合わさった「doll house」シリーズなど、独特の感性と存在感の光る作品で、私も初めて見た時からすっかりとりこに。
現在、その市橋さんの作品集のブックデザインに携わらせていただいています。
市橋さんは俳句にも造詣が深く、ご自身で俳句をよむだけでなく句会に参加されたりもしていて、作品作りの中でも言語や音と造形とのあいだを自由自在に行き来されるところが魅力です。
今回の作品集でも、俳句が大きな役割を果たしています。
私自身は俳句はまったくの素人なので、市橋さんにイロハを教えていただいたり、本を読んだりして少しずつ勉強していますが、まだまだわからないことだらけ。短い言葉のむこうにある景色や表情・感情などを想像しつつ、市橋さんの作品と俳句の世界をうまく重ねられたら、、と思っています。
写真は先日我が家にお迎えした市橋さんの「鳴りモノ」たち。
私のこぶしより少し小さいくらいなのですが、ぎゅっとエネルギーが詰まっている感じがします。ジュエリーのような?はたまた果物やケーキのような?ワクワクする色とカタチの組み合わせが、なんとも言えず、毎日ふと手にとって鳴らしております。