2023年10月にスタートしたプロジェクト、Edible Classroomの成果展示をSLOW ART CENTER NAGOYAにて行いました。
日々の食べ物を大きな生産・流通・消費のシステムに頼ることが多い現代社会において、食べ物を通した私たちと自然環境や人との繋がりはますます希薄になっています。
Edible Classroomプロジェクトでは、名古屋近隣で小規模で生産し、自ら販売を手がけるプロの農家さんや、家庭菜園の枠を超えて農を実践する方など計6組へのインタビュー取材を遂行。それぞれの農のあり方や、食べる(料理をする)人との関わりや日々の営みがもたらす「意味」を聞き取り、記録しました。
取材先では、それぞれの方が畑や作業場で実際に使っている“小さな道具”たちが登場しました。それらは物理的に小さいだけでなく、小規模な生産・流通・消費の循環をつくるいう意味でも小さいと言えます。6組の方々の印象的な言葉と、“小さな道具”たちから、「食物を自らの手で育てる」という私たちの生命活動の根幹ともいえる営みにまつわる、ゆたかな物語が立ち現れてきます。
【展示概要】
食の小さな循環 Small Circulation of Food
〜それぞれの農と小さな道具たち〜
会期:2024年 10/20( 日 ) – 27( 日 )
場所:SLOW ART CENTER NAGOYA 2階 、SLOW ART LAB
制作:Edible Classroom
主催・企画:名古屋芸術大学 デザイン領域 小粥千寿
共催:SLOW ART LAB (SLOW ART CENTER NAGOYA)