2015年8月に開催した、「わたしたちのたべもの展 -トマト編-」会場インスタレーション用のテキスタイル。

プロジェクトで集めたさまざまな姿・かたちのトマトを、白いコットン生地にランダムにあしらいました。
会場の中で赤をはじめ、多くの色を使っていたので、あえて色を使わず、展示の背景となるようなデザインをしました。
モノトーンになったトマトは、食物や生き物としてのエネルギッシュな生命感が失われて、まったく別の存在になっているようで
布の上で光が透けたり風で揺れたりする様子は、幻想的な雰囲気もあります。

また展示コーナーと販売コーナーの仕切りとしての役割もありつつ、布を通して向こう側がぼんやりと見えることで、トマトのシルエットの中に人や展示物が重なるなど、空間をつなぐ効果もありました。

サイズ：約1.2m x 3.5m