後期実習@京都市立芸術大学プロダクトデザイン専攻

京都市立芸術大学 プロダクトデザイン専攻の後期の実習が、先月から始まりました。

今回は京都府立植物園をフィールドにリサーチを行い、そこで得た植物園にまつわる情報をデザインに落としこもう、という課題。いわば、植物園という超ローカルな、限られたエリアのその土地らしさ(=ローカリティ)を伝えるモノを作るという試みです。最終的にデザインをするのは、「植物園内で来場者が使うもの」or「お土産」という条件です。

初回は、全員で植物園を訪ね、2時間ほど自由に歩き回って面白そうなネタを探してもらいました。ちょうど台風の後だったこともあり、倒木や折れた枝などが散乱していたりして、いつもより少しワイルドな感じの園内だったように思います。

京都府立植物園の中には、半木(なからぎ)神社という名前の神社がありますが、この神社は植物園開園以前からこの地にあった神社だそうです。敷地の中に神社がある植物園というのも、珍しいですね。

その他、温室があったり、日本全国の植生を地域ごとに集めたという植物生態園があったりと、なかなか盛りだくさんです。植物の種類や花や実の色、植物園の歴史、京都の街とのつながり、利用者の過ごし方など、さまざまな切り口が考えられますが、学生たちがどこに目をつけるのか、楽しみです。

プレゼンテーションは12月半ば。長いようであっという間なので、リサーチからアイデア出し、そしてデザインまでの一連のプロセスを見据えて進めていってくれたらな、と思います。