トマト編に続いて、『わたしたちのたべもの展』第2弾を開催することとなりました。今回のテーマは【大根】。おでんでは主役級、お刺身の皿の上では名脇役。そのほかにもたくあんや切干しなど、さまざまな形と味わいで私たち日本人の食卓に馴染み深い野菜です。白くて香りも控え目、癖のない大根はどんな味とも馴染む、まさに「白いキャンパス」。そのオールマイティぶりには頭が下がります。
今回も、トマト編と同じく、デザイナーの清水花笑さんとともにリサーチと展示の企画・デザインをしました。トマト編とはかなり切り口も趣も異なる展示になりそうですので、ぜひ多くの方に足を運んでもらえたらと思います。また、大根編のリサーチにまつわるサイドストーリーなど、ブログで綴っていけたらと思います。
———以下、ギャラリーあ HPより転載———
わたしたちのたべもの展 ー大根編
その野菜は白く大きく、どんな色にも染まる。お手頃価格にして食べごたえがあり、おろしから刺身のツマ、おでん、漬物から切干まで、変幻自在に私たちを楽しませてくれる。そんな究極の「ふつうの野菜」・大根をめざして始まった私たちの旅。行き先はかつての漬物大根の一大産地、渥美半島の田原市六連町(むつれちょう)。そこで目にしたのは一面のキャベツ畑だった。大根はどこへ?消えた大根と栄華を極めるキャベツにまつわる、小さな物語の世界へようこそ。
【会期】2017.3.18(土)〜4.2(日) [open 金-月 / close 火-木]
【時間】11:00〜18:00(平日は13:00〜、最終日は〜17:00)
【会場】[ギャラリー あ] 天野寛志建築計画事務所1F
【住所】浜松市中区曳馬5-4-65/遠州鉄道曳馬駅より徒歩5分/駐車場6台(台数が限られておりますので、なるべく公共交通機関をご利用ください)
【地元の大根加工品販売】 和ピクルス マルセほか。
【コーディネイト】maru communicate
【展示企画・制作】Hanae Shimizu / Chizu Ogai
清水 花笑 Hanae Shimizu
新潟県生まれ。KIDI PARSONS(金沢)と、Design Academy Eindhoven(オランダ)でデザインを学ぶ。卒業後は、アムステルダムのStudio Joost Grootensでグラフィックデザイナーとして働きながら、フリーランスとしても活動。2016年より東京に拠点を移し、グラフィック、イラストレーション、写真を用いた、ビジュアルによるストーリーテリングの可能性を追求している。
hanaeshimizu.com
小粥 千寿 Chizu Ogai
静岡県生まれ。 京都大学総合人間学部卒業後、会社員を経てオランダへ渡り、Design Academy Eindhoven(オランダ)卒業。 オランダ滞在中、FLOCKS (Christien Meindertsma)にてインターン。帰国後、浜松を拠点に地域と地域資源との関わりに重点を置いたデザイン活動を展開している。