先日、浜松市内のKAGIYAビルで行われた、雑誌coyoteの復刊記念イベントに行ってきました。イベント内容は、浜松市出身の写真家若木信吾氏とcoyote編集長の新井敏記氏の対談で、若木さんが新井さんにcoyote復刊にまつわるお話を聞くというものでした。
復刊号では野坂昭如氏を特集していたのですが、画家の黒田征太郎氏や写真家のアラーキーと野坂氏の自宅を訪ねたりしたときのエピソードを映像を交えてお話しされました。印象的だったのは、新井氏が、時代を象徴するような彼らと過ごした、ほんの一瞬のつかの間の時間を語る時に「あれはとても幸福な時間だった」とおっしゃっていたこと。
「幸福な時間」。
そういう瞬間に出会える仕事ってとても良い仕事なんだろうな、と思って、羨ましくなりました。